継続的ブログ

主にweb系の技術について書いています

Vagrant + ChefでRails開発環境構築②

追記
(2015/05/26)激古なNginxがインストールされてしまうため、使用するnginxのレシピを「nginx::source」に変更しました。それに伴い、chef.json内にnginxの設定を追加しました。

Vagrant + ChefでRails開発環境構築① - 継続的ブログ

続きです。
Railsの環境を構築していきます。
クックブックは自作せず、コミュニティのクックブックを使用しています。
細かい設定はしていません。
コミュニティクックブックに頼るのはあまりいい方法とは言えませんが、手軽に試せる開発環境を目指しました。

Berksfileの作成

カレントディレクトリにBerksfileというファイルを作成し、以下のように記述します。

source "https://api.berkshelf.com"

cookbook "vim"
cookbook "ruby_build"
cookbook "rbenv", github: "fnichol/chef-rbenv"
cookbook "git"
cookbook "mysql", "~> 5.3.6"
cookbook "nginx"

クックブックをダウンロード

$ berks vendor cookbooks

このコマンドで、cookbooksディレクトリにクックブックをダウンロードしてきます。
vagrant-chef-zeroプラグインはCookbooksディレクトリに置かれたクックブックをChef Zero Serverにアップロードします。

Vagrantfileの修正

Vagrantfileに、実行するクックブックと設定を追記します。

...

# private ipでアクセスできるように設定 
config.vm.network "private_network", ip: "192.168.50.12"

config.vm.provision :chef_client do |chef|
    chef.custom_config_path = "chef_custom_config"
    chef.run_list = [
      "vim",
      "ruby_build",
      "rbenv::user",
      "git",
      "mysql::server",
      "mysql::client",
      "nginx::source"
    ]
    chef.json = {
      "rbenv" => {
        "user_installs" => [
          {
            "user" => "vagrant",
            "rubies" => ["2.2.2"],
            "global" => "2.2.2",
          }
        ]
      },
      "mysql" => {
        "version" => "5.6",
        "port" => "3306",
        "server_root_password" => "vagrant",
        "remove_anonymous_users" => true
      },
      "nginx" => {
        "version" => "1.9.0",
        "source" => {
          "checksum" => "ここにチェックサムを入力"
        }
      }
    }
  end

...

ちなみに、nginxは/opt以下にインストールされます。

checksumの生成方法

まず、wget等でnginx.tar.gzをダウンロードします。

$ curl -o nginx-1.9.0.tar.gz http://nginx.org/download/nginx-1.9.0.tar.gz

次にダウンロードしたファイルに対して、下記コマンドでchecksumの生成をします。

$ shasum -a 256 nginx-1.9.0.tar.gz

出てきた文字列を先程の場所に入力すればOKです。

Provisionersの実行

$ vagrant provision

参考

Vagrant + ChefでRails開発環境構築①

VagrantとChefでRailsの開発環境構築したのでメモ。

ここら辺の技術はホント流れが早いですよね。 2015年5月時点で、なるべく最新(っぽい)感じで構築しているつもりです。

環境

環境構築

VirtualBoxのインストール

以下のURLからインストールします。

Downloads – Oracle VM VirtualBox

Vagrantのインストール

以下のURLからインストールします。

Download Vagrant - Vagrant

Chefのインストール

昔のブログでも書きましたが、ChefのインストールはChefDKがオススメです。

MacでChef環境構築はChef Development Kitがオススメ - 継続的ブログ

以下のURLからインストールします。

Chef Development Kit | Chef Downloads | Chef

ChefDK

Chefを利用する際に必要な以下のツールがひとまとめになったものです。

  • Chef
  • Berkshelf
  • Test Kitchen
  • ChefSpec
  • Foodcritic

rubyも入っているので、既存の環境に依存することなく、Chef環境を構築できます。 今回は使いませんが、ChefDKには含まれていないknife-soloを使う場合は、

$ chef gem install knife-solo

とすればインストールできます。

ChefDKのRubyを使うために、以下の設定をします。

$ echo 'eval "$(chef shell-init SHELL_NAME)"' >> ~/.YOUR_SHELL_PROFILE

自分はZshなので、以下のように設定しました。

$ echo 'eval "$(chef shell-init zsh)"' >> ~/.zshrc

Vagrantプラグインのインストール

$ vagrant plugin install vagrant-vbguest
$ vagrant plugin install vagrant-chef-zero
  • ゲストOSにChefをインストールするために必要なプラグイン
$ vagrant plugin install vagrant-omnibus

実践

Vagrantの設定

Boxのインストール

以下のURLから好きなboxを選ぶ。

A list of base boxes for Vagrant - Vagrantbox.es

ここではcentos65という名前で、CentOS6.5のBoxを作成してます。

$ Vagrant box add centos65 https://github.com/2creatives/vagrant-centos/releases/download/v6.5.3/centos65-x86_64-20140116.box

Vagrantfileの作成

好きなディレクトリに移動し、以下のコマンドを入力。

$ vagrant init

作成されたVagrantfileを修正。

Vagrant.configure(2) do |config|
  # Boxは「centos65」を使用
  config.vm.box = "centos65"
  # vbguestでエラーが出るので、一旦自動更新を切っておく
  config.vbguest.auto_update = false
  
  # ゲストOSに最新のChefをインストール
  config.omnibus.chef_version=:latest
  # Chef Zero Serverのリポジトリとしてカレントディレクトリを設定
  config.chef_zero.chef_repo_path = "."
  # プロビジョンはChef Client
  config.vm.provision :chef_client do |chef|
    chef.custom_config_path = "chef_custom_config"
    chef.run_list = []
  end
end

カレントディレクトリに設定ファイルchef_custom_configを作成。

# ssh関係の警告を出さないようにするため
Chef::Config.ssl_verify_mode = :verify_peer

Vagrantを起動

$ vagrant up

Chef Zero Serverも起動し、ゲストにChefのインストールが行われていると思います。

続き

Vagrant + ChefでRails開発環境構築② - 継続的ブログ

参考

MacでChef環境構築はChef Development Kitがオススメ

らしいです。
次やる時に、Chef Development Kitで構築したことを忘れてそうなので、メモだけ。

参考

qiita.com

Chef Development Kitは昔Windowsで試したことがあって、その時はいろいろと苦労したけど、 今はだいぶ安定したのかな。

問題なさそうなら、このまま使ってみようかな。

Intellij IDEAでGolang(Windows)

環境

  • Windows(64bit)
  • Go 1.4.2
  • Intellij IDEA 14.1.2(Community Edition)
  • go-lang-idea-plugin 0.9.3

Goのインストール

Downloads - The Go Programming Language

  1. 「go1.4.2.windows-amd64.msi」をダウンロード
  2. インストール

msi環境変数の設定を自動でやってくれる。

  • GOROOT: C:\Go\
  • Path: ;C:\Go\bin

Intellij IDEAのインストール

IntelliJ IDEA :: Download Latest Version of IntelliJ IDEA

  1. 無料のCommunity Editionをダウンロード
  2. インストール

プラグインのインストール

以前はjarを落としてインストールしていたらしいが、最近廃止されたとのこと。
リポジトリを登録してインストールします。

  1. Intellij IDEAを起動
  2. Welcomeページ右下の「Configure」から、「Plugins」をクリック
  3. 「Browse repositories...」をクリック
  4. 「Manage repositories...」をクリック
  5. 「+」をクリックし、下記リポジトリを登録する(私はAlphaにしました)
  6. Browse Repositoriesページに戻り、『Go』というプラグインが追加されているので、検索等して見つける
  7. インストール
  8. Intellij IDEAの再起動

Alpha: https://plugins.jetbrains.com/plugins/alpha/list
Nightly: https://plugins.jetbrains.com/plugins/nightly/list

SDKの設定

  1. Intellij IDEAを起動
  2. Welcomeページ右下の「Configure」から、「Project Defaults」、「Project Structure」をクリック
  3. 「SDKs」をクリック
  4. 「+」をクリックし、「Go SDK」をクリック
  5. GOROOTのパス(デフォルトだとC:\GO)を選択
  6. 「OK」で保存

参考

基礎からわかる Go言語

基礎からわかる Go言語

AWS IAMポリシーについて

Managed PoliciesとInline Policiesの2種類がある。

Managed Policies

  • 複数のユーザ、グループ、ロールに付与することが出来る。
  • Managed Policesには、AWS Managed PoliciesとCustomer Managed Policiesの2種類がある。

AWS Managed Policies

  • AWS側で作成・管理されるポリシー。
  • 大まかなポリシーが予め定義されている。
  • 細かい設定をする必要がない場合は、楽。
  • 自分では変更できない。
  • AWSが管理しているため、自動でポリシーが更新されるので注意。

Customer Managed Policies

  • ユーザーが作成し、自由に設定できるポリシー。
  • 特定IPからのみ操作を受け付けるといった設定をする場合、AWS Managed Policiesは変更ができないため、こちらを利用する。

Inline Policies

  • 特定のIAMユーザ、IAMグループ、IAMロールに直接付与されるポリシー。
  • 基本的にManaged Policiesを利用するので、こちらを利用することはほとんどない。
  • Managed Policiesはそのポリシーを適用している全てのIAMユーザ、IAMグループ、IAMロールに影響するので、特定のユーザのみに権限を付与したい場合等は、利用する。
  • 乱用すると管理が難しくなるので注意。

Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイド

Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイド

定数クラスを作る

Unity(C#)で定数クラスを作る際に、参考にしたサイトと学んだことをメモ。

学んだこと

  • 一つの巨大な定数クラスを作るのではなく、種類ごとにクラスを分ける
  • 特定の1クラスからしか使わないようなものは、そのクラスの定数にした方が疎結合になって良い(場合が多い)

どちらも基本的なことだけど、とても大事ですね。
実際、巨大な定数クラス、特定の1クラスからしか使わないようなものも定数クラスにまとめてるもの、どちらも見たことがあるので。

定数クラスは便利ですが、まとめることで定数クラスに依存してしまうので、適切に使っていきたいですね。

参考

GitHub Organizationの作り方

GitHubでOrganizationを作ることになったのだが、「個人アカウントから作ったら、個人アカウントが消えちゃうんじゃないの?」とか「Usernameに組織名入力して、会員登録すればいいの?」とか思ったのでメモ。

Organizationの作り方

まず、Organizationの作り方は2通りあります。

今回は前者の「新規に作成する」でやりました。
「既存のアカウントを変換する」は下記ページも参考にするといいかもしれません。

GitHub Organization アカウントを作った | プログラミング生放送

手順

  1. 個人アカウントでログイン
  2. 右上の「+」ボタンをクリック
  3. 「New organization」をクリック
  4. 項目入力

あとはチーム作ったり、メンバー招待したり。
デフォルトで「Owners」というチームが出来ていて、Organizationの作成者はこの「Owners」というチームに所属されます。
まあ、その名の通り管理者権限を持ったチームみたいな感じです。
みんなこの「Owners」に参加させても微妙なので、チームを作って、適切な権限を与えて、管理しましょう。

Permission levels for an organization repository - User Documentation

おまけ

  • 自分のアカウント名でOrganizationを作成して、自分のアカウントを残したままにしたい場合

下記ページの下の方。
結局自分のアカウント名を変更してから、作成するみたいです。

Creating a new organization account - User Documentation

GitHub実践入門 ~Pull Requestによる開発の変革 (WEB+DB PRESS plus)

GitHub実践入門 ~Pull Requestによる開発の変革 (WEB+DB PRESS plus)